研究グループ紹介
※このページは小学生がわかるような文章で研究グループの紹介をしております.
問い合わせ先:research[at]jsise.org ([at]の部分を半角の「@」に変えて下さい.)
北海道地区
公立千歳科学技術大学 小松川研究室 だれもが問い合わせかいてっといきに使える,学習を助けるAIシステムをつくる
公立千歳科学技術大学
小松川研究室
だれもがかいてきに使える,学習を助けるAIシステムをつくる
AIは、どこまで先生のかわりになるでしょうか? 今のAIにはできない、先生やみなさんの学び合いでだいじなポイントはなんでしょうか?
そんな「問い」を大切にして、授業(じゅぎょう)で課題に取り組むさいに、みなさん一人一人とAIが対話をする中で、学んでいるようすを見てアドバイスしてくれたり、その場ですぐに問題を作成してくれるAIシステムをつくっています。またなにかを体験できる授業では、AIが仮想(かそう)空間でアドバイスしてくれるようなシステムの研究も始まっています。
キーワード:生成系AI,XR,学習支援システム
公立はこだて未来大学 伊藤恵研究室 新しい技術を用い、より良い学びの支援を目指しています
公立はこだて未来大学
伊藤恵研究室
新しい技術を用い、より良い学びの支援を目指しています
プロジェクト学習(グループで何かしらの課題を発見し、協力して学習する方法)やプログラミングだけでなく、みなさんのまわりにあるいろいろな学びを、ITやAIなどいろいろな技術(ぎじゅつ)を使って、より学びやすくよりわかりやすくすることを目指しています。
キーワード:学習支援、IT活用、プログラミング教育、PBL支援
東北地区
東北大学 ブレンド型初修中国語学習研究グループ こうりつてき・こうかてきで楽しく学べる初めての中国語
東北大学
ブレンド型初修中国語学習研究グループ
こうりつてき・こうかてきで楽しく学べる初めての中国語
教室での授業(じゅぎょう)と、動画やスマートフォンアプリを使ったオンライン学習を組み合わせたブレンデッドラーニングという方法で、中国語を学ぶしくみを作っています。
学習では、まずはことばを覚えて、それを身につけて、自分で使えるようになる、という流れを取り入れて、効果(こうか)的に楽しく学べます。先生も,みんなが動画やアプリでどんな勉強をしているかをかんたんに見ることができるので、学習のすすみ方をしっかりみて、さらに分かりやすく教えることができます。これで、みんなが中国語の勉強をしっかりできるようになるよ。
キーワード:ブレンディッドラーニング,学習分析,オンライン学習,初修第二外国語,授業設計
関東地区
電気通信大学 柏原研究室 人の学びをデザインし、学びの主体性を引き出す
電気通信大学
柏原研究室
人の学びをデザインし,学びの主体性を引き出す
疑問(ぎもん)に思ったことを知りたいと思う.それは,人の学びにとってとても重要です.そこで,Webから情報(じょうほう)を集めて知りたいことを調べ,さらに調べたことに疑問をもって、広く深い情報をさがし発見することをサポートする学習ツールを作っています。また、学ぶ人によりそい、やる気や集中を高め、自ら学ぼうとする力を引き出してくれるパートナーのような役わりをもつロボットを作っています。だれもがロボットとともに学び、学ぶ力を高めるような未来がもう少しでやってきます!
キーワード:学びのモデルデザイン,情報探究,学習支援ロボット,Web調べ学習,エンゲージメント
早稲田大学 松居辰則研究室 気持ちが通じるコンピュータ・ロボットと一緒に学ぼう!
早稲田大学
松居辰則研究室
気持ちが通じるコンピュータ・ロボットと一緒に学ぼう!
人は気持ちが通じあうことでよい仲間をふやしていきます。これからはロボットと共に生活する場面もふえてきます。そのようなときに、ロボットとも気持ちが通じあえば、今よりももっと豊かな社会になるかもしれません。そのために、人の気持ちがわかるロボットを開発しています。人の気持ちがわかるロボットを作るためには、ロボットが「人の気持ち」を理解するしくみが必要です。このしくみを見つける研究もしています。このようなロボットと一緒に学べば,学びももっともっと楽しくなるかもしれませんね...
キーワード:気持ちの状態の推定,気持ちのわかるロボット,気持ちが分かり合える環境,共生(ともいき)社会,共生(ともいき)学習環境
千葉工業大学 教授・学習支援工学研究室 教え・学びの「困った」を情報技術で飛び越える
千葉工業大学
教授・学習支援工学研究室
教え・学びの「困った」を情報技術で飛び越える
教えるときや学ぶときには、ときどき「こまった」ことが起こります。「こまった」には、自分で乗りこえる必要があるもの(必要な「こまった」)と、教え・学びのじゃまになってしまうもの(いらない「こまった」)があります。わたしたちは、必要な「こまった」をスムーズに乗りこえられるように、いらない「こまった」を減(へ)らすお手伝(てつだ)いをしてくれるシステムについて研究しています。
キーワード:学習支援システム,プログラミング学習,情報技術教育
千葉工業大学 東本研究室 現実世界とリンクした活用可能な知識や能力の育成支援
千葉工業大学
東本研究室
現実世界とリンクした活用可能な知識や能力の育成支援
たんに教科書を学ぶだけではなく,げんじつだとどうなるかな?と世界とリンクするような学びを手助けする研究をしています.たとえば,理科の世界で「地球がものを引く力」はわかっていても,「地面が物をおし返す力」を分かってない人に対して,「地面がおし返さないと,物が地面をすりぬけてしまう世界」をコンピュータで見せてあげたりします.このように,自分の考えと世界の関係をリンクさせるコンピュータならではの面白い学びを手助けしています.
キーワード:誤りの可視化,プログラミング学習,科学教育,本質的・継続的に学ぶ力の育成
北信越地区
北陸先端科学技術大学院大学 学習情報学研究室 (長谷川研究室) これからの「学び」の「なにを」「どんなとき」「どのように」を考える
北陸先端科学技術大学院大学
学習情報学研究室 (長谷川研究室)
これからの「学び」の「なにを」「どんなとき」「どのように」を考える
プログラミングや外国語、調べ学習、スポーツ、研究活動などさまざまなじょうきょうで、みなさんが、やる気をだしながら知識や方法、考え方を学ぶためのしえんをする技術(ぎじゅつ)についての研究をしています。学習のときに利用する映像(えいぞう)や画像(がぞう)、テキスト、音声などのデータ/情報(じょうほう)に人工知能(AI)やネットワーク技術、バーチャルリアリティ(VR)やゲームのしくみをくみあわせることで、一人ひとりによりそった学びのしえんを目指しています。
キーワード:主体的学習支援,エンゲージメント,知的スキル学習支援,研究活動支援,教育におけるAI
東海地区
近畿地区
京都大学 緒方研究所 個に応じた学びを支援するために、生涯にわたる教育データの収集と利活用のためのクラウド情報基盤(LEAFシステム)研究開発
京都大学
緒方研究所
個に応じた学びを支援するために、生涯にわたる教育データの収集と利活用のためのクラウド情報基盤(LEAFシステム)を研究開発しています。
みなさん,一人一台のパソコンやタブレットなどをもっていますね。このパソコンやタブレットから教育のデータを利用したり活用したりするための土台ができてきました。そのような中、一人ひとりにあった学びをしえんするために、LEAF(りーふ)システムというものを開発しました。みなさんが学校(小学校・中学校・高校・大学など)で学んだことだけでなく、学校を卒業したあとの学び(英語の試験や仕事にやくにたてるためなどに学んだこと)が、データとして残るようになります。LEAFシステムは、このデータを利用するためのクラウド情報基盤(じょうほうきばん)です。「教育データ科学」や「リアルワールド教育
キーワード:ラーニングアナリティクス、教育データサイエンス、リアルワールド教育エビデンス、教育データ利活用情報基盤
京都教育大学 黒田教育研究所 多言語に対応した算数・数学学習動画コンテンツ集
京都教育大学
黒田教育研究所
多言語に対応した算数・数学学習動画コンテンツ集
これからの日本の学校では、さまざまな国の外国人の子どもたちといっしょに学ぶことがふえていきます。このホームページでは、小学校の算数から高校の数学までの学習内容について、英語、韓国語、中国語、ポルトガル語、ベトナム語、フィリピノ語、ウクライナ語、日本語での学習動画、約3,300本を無料で公開しています。外国人の子どもたちが自分がふだん話す言葉で学ぶことができ、日本の子どもたちも日本語でのおさらい学習ができるようになっています。
キーワード:多言語対応、算数・数学、動画教材、学習支援
中国地区
岡山大学 笠井研究室 主体的・対話的で深い学びを可視化する
岡山大学
笠井研究室
主体的・対話的で深い学びを可視化する
教室などでどんな話し合いをすればより良い「学び」となるのでしょうか?先生は,より良い「学び」がおこなわれるようにみなさんの話し合いをみちびくこと,じっさいにより良い「学び」がおこなわれたかをかくにんしなければいけません。でもそれはとてもむずかしいことです。わたしたちの研究室では,より良い「学び」とは何かをあきらかにして,より良い「学び」をみなさんがどうおこなったかを、見てかくにんできる方法を開発し,先生の授業づくりなどのお手伝いする取り組みをしています。
キーワード:授業研究,授業設計支援,授業評価支援,学びの可視化,教師教育,教員養成
広島大学 学習工学研究室 学びのデザイン:「考える」の体験と共有,そして深い理解へ
広島大学
学習工学研究室
学びのデザイン:「考える」の体験と共有,そして深い理解へ
学ぶときに大切なのは、ただ学習する内容をおぼえるだけでなく「考える」ことです。自分で考え、それを体験をすることで自分の考えたことに,さらに新しい考えが足されます。友だちや先生と考えを共有すると、新しい気づきが生まれ、りかいがより深くなります。わたしたちの研究室では、「考えること」を中心に、その体験と共有をとおして、「深い理解」へとつながる学びの方法を、情報(じょうほう)科学と人工知能(ちのう)の技術でさぐります。学習を楽しく、わかりやすくするための工夫をし、新しい学習のかたちを提案します。
キーワード:考えることのデザイン,経験の共有,深く理解する
広島市立大学大学院 松原・毛利・岡本研究室 VR/ARとLAによる学習支援
広島市立大学大学院
松原・毛利・岡本研究室
VR/ARとLAによる学習支援
パソコンやタブレット、スマートフォンなどや、情報(じょうほう)や情報のなかみを「作る」「伝える」「楽しむ」ための技術(ぎじゅつ)、VR/AR/MRを使った学習をしえんするシステムの研究を行っています。また、しえんをしているシステムのデータをつかって、みなさんが学習しているところをみて、学習の方法ややりかたがよくなるように、情報を分析(ぶんせき)しています。
キーワード:VR/AR, LA, 学習支援システム
山口大学 鷹岡研究室 遠隔合同授業における学習パートナーロボット
山口大学
鷹岡研究室
遠隔合同授業における学習パートナーロボット
わたしたちの研究室では、クラスの人数が少ない学校同士をインターネットで結んで、タブレットパソコンを使いながらみんなで学ぶ授業を研究しています。特に、みなさんの学びをたすけてくれたり、協力してくれる学習パートナーロボットをつくって、小さな学校の授業で使えたらなあと思っています。
キーワード:学習支援ロボット、遠隔合同授業、情報教育、生成AI、ロボット間インタラクション
四国地区
徳島大学 情報基盤・学習体験研究グループー松竹班ー みて、きいて、かんがえて、うごく、そして動かしてたのしく学ぶ
徳島大学
情報基盤・学習体験研究グループー松竹班ー
みて、きいて、かんがえて、うごく、そして動かしてたのしく学ぶ
なにかに目を向け、聞いてみて、好奇心をもつところから学びはじめましょう。しる、みる、きく、かんがえる、つたえる、うごく、うごかす、つくる、あらゆる動きがとてもよい学びになります。その支えとなるICTを研究します。バスケットボールやサッカーでのパス、ドリブル、シュートは一人一人がうまくなるだけでなく、チームとして成功させたいですね。チーム力をひきだし、ひきあげるICTをいっしょに体験しましょう。
キーワード:チームスポーツ、チーム戦術学習、スキル開発、VR/MR
香川大学 後藤田 中 スポーツ選手や建築職人に分かりやすく“ヒント”を与える教育しえん〜身体知(しんたいち)〜
香川大学
後藤田 中
スポーツ選手や建築職人に分かりやすく“ヒント”を与える教育しえん〜身体知(しんたいち)〜
スポーツのトップ選手にかぎらず、選手の動き・作戦やデータのぶんせきがさまざまな視点で進んでいます。ただ、多くの情報(じょうほう)をそのままつかうのではなく、たとえば、どのようにきこえる情報・みる情報を伝えればよいのでしょうか?
ICTをつかって体が理解して覚えるための“ヒント”を与える「身体知(しんたいち)」の情報デザインを研究しています。また、スポーツだけではなく,建せつの分野でも、小学校・中学校で利用する教科書とちがい、学ぶ人が自分で体験し、発見していくような教材も開発しています。
キーワード:マルチメディア ネットワークコミュニティ 身体知 スポーツ科学 認知科学
九州地区
北九州市立大学 浅羽 修丈,斐品 正照,西野 和典 YouTubeのように気軽な授業のウォーミングアップ方法を探る
北九州市立大学
浅羽 修丈,斐品 正照,西野 和典
YouTubeのように気軽な授業のウォーミングアップ方法を探る
授業(じゅぎょう)をわかりやすくするために、気軽に取りくめるような「ウォーミングアップ(じゅんび運動)」はないかな?予習もその1つだけど、1人でやるのはつまらないよね。そこで、短い動画を見ながらコメントをやり取りするYouTubeのような方法の「プレ・バズセッション」を提案(ていあん)しています。この方法をじっさいの授業でためしたときのコメントを分析(ぶんせき)すると、おしゃべりすること(雑談)もあったけど、前の授業で学んだことを思い出したり、考え直したり、新しい発見をしたりすることがわかってきました。このような気軽な方法でも、授業前にとても良いウォーミングアップができて、授業がわかりやすくなりそうです。
キーワード:授業のウォーミングアップ,オンライン・ディスカッション,短時間動画,質的分析,認知モデル,概念の想起と再構築